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入出力比例型高圧電源

  • 電圧 0.6kV~25kV
  • 電流 0.33mA~15mA
  • 電力 9W~10W

入出力比例型高圧電源モジュール

入出力比例型モジュールは、機器搭載用として小型化を主眼に開発された組込型高圧電源です。光電子増倍管(PMT)やマイクロチャンネルプレート(MCP)、放射線検出器など負荷変動が比較的小さな用途に最適です。また6kV以下のモデルは一/二次間を絶縁しており、出力をフローティングさせる用途にも使用できます。出力は25kV/10Wまでを揃えておりますので豊富なラインナップから最適なモデルをご選定いただけます。

概要

  • 超小型・軽量・入出力比例型
  • 低リップルと高い信頼性を両立
  • 入出力絶縁型(6kV以下のモデル)
  • コネクタ化により脱着可能(入力側)
  • アルミケースタイプ

用途

ラインナップ

両極性モデル
モデル 最大出力 お問い合わせ
電圧 [kV] 電流 [mA] リップル [%p-p]
HP-0.6PN(A) 0.06~0.6kV 15mA 0.15%p-p 購入前 購入後
HP-1.1PN(A) 0.1~1.1kV 10mA 0.15%p-p 購入前 購入後
HP-1.5PN(A) 0.15~1.5kV 8mA 0.15%p-p 購入前 購入後
HP-2PN(A) 0.2~2kV 6mA 0.2%p-p 購入前 購入後
HP-3PN(A) 0.3~3kV 4mA 0.2%p-p 購入前 購入後
HP-5PN(A) 0.5~5kV 2.5mA 0.2%p-p 購入前 購入後
HP-6PN(A) 0.6~6kV 2mA 0.3%p-p 購入前 購入後
正極性モデル
モデル 最大出力 お問い合わせ
電圧 [kV] 電流 [mA] リップル [%p-p]
HP-10P(A) 1~10kV 1mA 0.2%p-p 購入前 購入後
HP-12P(A) 1.2~12kV 0.8mA 0.05%p-p 購入前 購入後
HP-15P(A) 1.5~15kV 0.6mA 0.08%p-p 購入前 購入後
HP-18P(A) 1.8~18kV 0.5mA 0.08%p-p 購入前 購入後
HP-25P(A) 2.4~25kV 0.33mA 0.08%p-p 購入前 購入後
負極性モデル
モデル 最大出力 お問い合わせ
電圧 [kV] 電流 [mA] リップル [%p-p]
HP-10N(A) -1~-10kV 1mA 0.2%p-p 購入前 購入後
HP-12N(A) -1.2~-12kV 0.8mA 0.05%p-p 購入前 購入後
HP-15N(A) -1.5~-15kV 0.6mA 0.08%p-p 購入前 購入後
HP-18N(A) -1.8~-18kV 0.5mA 0.08%p-p 購入前 購入後
HP-25N(A) -2.4~25kV 0.33mA 0.08%p-p 購入前 購入後

仕様

一般仕様については、こちらよりカタログをダウンロードし、ご参照ください。

外形寸法

外形寸法については、こちらよりカタログをダウンロードし、ご参照ください。

その他

入力電圧・電流について

入力電圧・電流について

入力対出力電圧の計算式

条件:定格負荷RL接続の時
Ein≒最大入力電圧/最大出力電圧×Eout

入力電流の計算式

出力電圧と出力電流が決まれば入力電流が決まります。効率約65%で計算します。
入力電流≒出力電圧×出力電流/入力電圧×(100/65)

使用方法

一般的な使用方法

  • 6kV以下のモデルは、ケース(青色リード線)、入力(黒色リード線)、および出力は内部で接続されておりません。ケース、入力、および出力は安全のため必ずアースに接続してご使用してください。

  • 10kV以上のモデルは、ケース(リード線なし)、入力(黒色リード線)は内部で接続されています。入力は安全のため必ずアースに接続してご使用してください。下図の※は10kV以上のモデルにはありません。

  • 出力をフローティングしてご使用される場合は、下記「高電圧フローティング使用方法」をご参照ください。

一般的な使用方法
一般的な使用方法
  1. 高圧電源に対して上図のような規定の接続がされていることを確認の上、操作してください。
  2. 所定の入力電圧を印加して、電圧を設定してください。
  3. 6kV以下のHV、HQ、HCは出力放電抵抗を内蔵しておりません。容量性負荷などにご使用の際は、放電用の抵抗を追加してください。
  4. 電源の操作を終わる場合は、入力電圧をOFFしてください。

出力電圧、出力電流をモニタしたい場合

出力電圧、出力電流をモニタしたい場合
  • C=0.1~1μFパスコン
  • 電圧計、電流計の代わりに抵抗を入れ、その両端の電圧をDVMにて測定することもできます。

並列動作の場合(出力電流を増加したい場合)

並列動作の場合(出力電流を増加したい場合)
  • 同一の型名にのみ有効です。型名の異なるものの並列動作は避けてください。

出力のより低リップル化を望む場合

出力のより低リップル化を望む場合
  • L=1m~5mH(抵抗でも良い)
  • C=0.01μF~0.1μF(耐圧に注意)

入力リップルを抑え電源系統への影響を低減する場合

入力リップルを抑え電源系統への影響を低減する場合
  • アースはなるべく一点アースでご使用ください
  • L=100μH以上
  • C=100μF/35V以上

必要な出力電圧に対し適当な入力電圧がない場合

負荷変動が大きな場合
負荷変動が大きな場合

この方法では電源側に発生するノイズも小さく出来ます。

負荷変動が小さな場合
負荷変動が小きな場合

出力のリップル電圧を低減する場合は出力側に約0.01μF~0.1μF程度のコンデンサを付けてください。(耐圧にご注意ください)

高電圧フローティング使用方法

  • 6kV以下のモデルは、入出力絶縁型となっておりますので出力をフローティングして使用できます。
  • 6kV以下のモデルは、ケース(青色リード線)、入力(黒色リード線)、および出力は内部で接続されておりません。ケース、入力は安全のため必ずアースに接続してご使用ください。
高電圧フローティング使用方法
高電圧フローティング使用方法
  1. 高圧電源に対して上図のような規定の接続がされていることを確認の上、操作してください。
  2. 所定の入力電圧を印加して、電圧を設定してください。
  3. フローティングの場合、コモンモードノイズが発生することがありますので、Efのインピーダンスを低くしてください。
  4. 電源の操作を終わる場合は、入力電圧をOFFしてください。

ご使用上の注意

  • この電源は組込み型電源として、高電圧の安全性については充分考慮し製作しておりますが、さらに安全のため「一般的な使用方法」「高圧電源フローティング使用方法」に従った接地を行ってください。
  • 長時間の負荷短絡は避けてください。
  • 電源OFFした直後は、出力線に高電圧が残っている場合がありますので触れないでください。触れる場合は、出力電圧が十分低下したのを確認するかまた20分以上経ってからにしてください。負荷オープン時や容量性負荷の場合は、出力電圧が長時間低下しないことがありますので、触れる場合は必ず出力を放電させてください。

ダウンロード

ダウンロードできない場合の解決方法

ダウンロードできない場合、以下の方法をお試しください。

  1. Ctrl+F5を押下し、WEBブラウザのキャッシュをクリアして、お試しください。
  2. WEBブラウザを再起動のうえ再ログインして、お試しください。
  3. ご利用のWEBブラウザを変更して、お試しください。
  4. パソコンを再起動し、再度お試しください。
  5. 別のパソコンで、再度お試しください。

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