RMS (root mean square) とは、二乗平均平方根のことで実効値とも呼ばれています。交流の電圧や電流を表すのに用いられます。ある基準点からの偏差を二乗した値の平均値をとり、さらにその平方根をとった値のことです。交流電源の電圧値は通常RMS値が用いられています。たとえばコンセントから供給される交流は100Vと表記されていますが、実は100Vrmsであり、ピーク電圧は141Vになっています。
二乗平均平方根は電子工学や物理学で波動の振幅評価や交流電流の実効値を求めるほか、品質管理の公差解析にも利用されます。