ビームハードニングとは、連続X線(連続したエネルギー、スペクトルを持つ白色X線)が物質を透過したときに、低エネルギーのX線がより多く吸収され、高エネルギーのX線の比率が増える現象のことです。(ビームハードニング=線質の硬化) ビームハードニングは、CT画像に現れるアーチファクトの一種です。ビームハードニングにより、均一な密度の物質がCT画像では密度の異なる物質のようになります。 関連ワード アーチファクト/アーティファクト 金属アーチファクト リングアーチファクト コーンビームアーチファクト 関連コラム CT(コンピュータ断層撮影)の原理と構造について X線非破壊検査シリーズ① X線CT画像をきれいに撮影するには? X線非破壊検査シリーズ② X線CT像で得られる情報とその見方 非破壊検査とは その特徴と種類について X線とは(基礎知識) マイクロフォーカスX線とは(基礎知識) X線管の種類と電源 X線検査装置の安全な使い方 X線の測定原理 放射線の人体への影響とX線装置の安全性を解説 放射能と放射線、放射性物質はどう違う? X線検査装置の正しい選び方