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よくあるご質問(Q&A)

電源のオープンコレクタとは何ですか?

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電源の使い方 よくあるご質問

電源装置のオープンコレクタ出力は、電源などの状態(ステータス)を出力するための制御回路のひとつの方式です。もしくは、電源を外部から出力ON/OFFなどの制御するための回路方式の例としてオープンコレクタが用いられる場合があります。
オープンコレクタ出力では、電源内部のコレクタ端子とエミッタ端子に外部回路が接続されます。オープンコレクタ出力回路のトランジスタには、NPNタイプとPNPタイプがあり回路が異なります。内部の回路にどちらのトランジスタが接続されているかに注意する必要があります。

NPNトランジスタとPNPトランジスタの違い|松定プレシジョン
NPNトランジスタとPNPトランジスタの違い

松定プレシジョンの電源装置の多くは、アナログリモート端子のステータス出力にNPNオープンコレクタ出力を使用しています。
例えば、ステータスがHighの状態であれば、トランジスタはONの状態になり、出力端子は、ローインピーダンス(電流が流れる状態)になります。
ステータスがLowの状態であれば、トランジスタはOFFの状態になり、出力端子はハイインピーダンス(電流が流れない状態)になります。一般的には、外部回路に電源とプルアップ抵抗を接続して必要な電圧の信号に変換します。

NPNオープンコレクタ出力の接続図|松定プレシジョン
NPNオープンコレクタ出力の接続図

参考までに、PNPオープンコレクタ出力の接続図を以下に示します。

PNPオープンコレクタ出力|松定プレシジョン
PNPオープンコレクタ出力

オープンコレクタの入出力回路に使用されるトランジスタは、機器の誤動作を防止し、故障のリスクを低減するため、フォトカプラ(オプトカプラとも呼ばれる)が多く使用されています。

フォトカプラ|松定プレシジョン
フォトカプラ

日本では主にセンサーやPLCの出力にNPNタイプが使われています。しかしヨーロッパでは、筐体への断線や短絡時の誤動作を防ぐため、PNP型がよく使われています。オープン・コレクタ・タイプの他に、トランジスタ・トランジスタ・ロジック(TTL)タイプやCMOSタイプの入出力回路方式もあります。

電源内部回路|松定プレシジョン
電源内部回路