現場のニーズに応える圧倒的なパフォーマンスを実現
誰でも簡単に高精度の測定を実現できる抜群の操作性 高精度・多機能ながら驚異的な省スペース性を実現 超微量測定をもこなす高感度を備え幅広い用途に対応
RX5000は、RoHS/ELV指令への対策をはじめ、有害物質のスクリーニング検査ができるエネルギー分散型蛍光X線分析装置です。測定元素はMgからU、測定対象は固体・液体・粉体までで高範囲の測定をカバーできます。W380mm×D380mmという大型試料室を搭載しているので大きな試料も前処理不要で測定できます。さらに、16試料自動交換ターレットを標準装備することで、複数の試料の連続測定が可能です。
特長・概要
- 分解や薬品処理などの前処理なしで蛍光X線分析が可能。
- 幅380mm×奥行380mm×高さ150mmの大型試料室で大きな試料の測定にも対応。
- 横幅わずか480mmの卓上サイズ、専用デスクもご用意(オプション)。
- 複数の試料の連続測定が可能(16連交換ターレット)。
- 面倒な液体窒素が不要な電子冷却方式の検出器を搭載。
- 有害物質用の検量線をプリインストール。
ラインナップ
モデル名 | 管電圧[kV] | 試料形状[W×D×H] | 検出器 | お問い合わせ |
---|---|---|---|---|
RX5000 | 50 | ※詳細はお問い合わせください | 半導体検出器 (電子冷却方式) |
購入前 購入後 |
機能
「分かりやすい」ソフトウェア-RX analyzer-
分かりやすさに徹底的にこだわり、直感的な操作で分析結果が得られるユーザーインターフェースを実現しました。
Point1:シンプルな画面構成
RX5000による蛍光X線分析で最低限必要な操作は、試料をセットして、測定すること。RX analyzerは「試料をセットする画面」と「測定する画面」の2つだけで基本的な操作が完了し、分析結果が得られます。
Point2:操作手順をナビゲート
初めて操作されるかたにも、分かりやすく各操作手順をナビゲート。ボタンも大きく、直感的な操作感を実現しました。
Point3:ターレットをフル活用
16ものターレットを持つRX5000だからこそ、複数試料の測定にこだわりを。装置とリンクした画面になっているので、位置合わせもラクラク。
Point4:欲しい結果を探しやすく
測定頻度が高いと結果を探すのにも手間がかかりがちですが、測定結果一覧から結果の一部を表示させることで、探す手間を大幅に減らせます。
Point5:必要な操作は1クリックで
「レポート出力」「再測定」等、結果から想定される次の操作をボタン化しているので1クリックで次の操作を行うことができます。
むずかしいことはソフトにお任せ- 測定条件自動選択機能 -
RX analyzerなら、試料によって異なる最適な測定条件を自動で選択するのでユーザー判断に依らない安定した測定が可能です。測定条件をいちいち設定する煩わしさもありません。
従来では…
測定条件自動選択機能
様々な分析を可能にする多彩な機能
コンパクト設計でも充実の試料室
超大型試料室
380×380×150mm(W×D×H)というトップクラスの大型試料室を標準装備。大きな試料も切り取ることなく測定することが可能です。
16試料自動交換ターレット
16種類の試料を自動で交換することが可能なターレットも標準装備。試料を交換する手間が一切なくスムーズに複数の試料を測定できます。
1次フィルタによる高感度分析
微量元素スペクトルの確認を困難にするバックグラウンド成分を低減し、検出感度を高めるための3種類のフィルタを標準装備。
+αポイント
フィルタ自動交換機能
測定対象の元素により適したフィルタを選びます。
フィルタ | 測定元素(一例) |
---|---|
A | Cr |
B | Br,Pb,Hg |
C | Cd |
形状補正機能
同じ含有量の試料でも、形状や厚みが異なる場合、得られる定量値に差が生じる場合があります。付属のソフトウェアRX analyzerはこの差を自動で補正するため、試料の形状を気にせず、精度の良い結果が得られます。
区形状補正機能有無による検出濃度の違い
波形分離機能
As-Kαの線とPb-Lα線のように測定対象の分析線がエネルギー的に重なる場合があります。重なった元素をそれぞれ精度良く定量するためには、1つのピークから各元素のピークを分離しなければなりません。RX analyzerは独自の手法により、各ピークを自動で分離し、高精度の測定が可能です。
薄膜分析にも対応
薄膜FP法により、多層薄膜における各層の膜厚・組成を算出します。(オプション)
スペクトルマッチング機能
構成元素と含有率があらかじめわかっている試料の測定スペクトルを保存しておき、未知試料のスペクトルと比較させ、どの試料に最も近いかを判定する機能です。
活用事例
SUS等の鋼種判別
SUS304とSUS316などを判別できます。
不純物混入などの合否判定
良品とされたスペクトルを保存することで、そのスペクトルの比較から合否を判定できます。
PE-PVC自動判定機能
プラスチック試料で多用されるPE(ポリエチレン系)試料とPVC(塩化ビニール系)試料は別々の検量線で定量する必要があります。
しかし、RX analyzerはPVC中の塩素を検出して自動で検量線を選択するため、検量線選択の手間を省くことができます。
レポート出力機能
測定結果・測定条件をレポートして出力することができます。必要な情報を網羅し、汎用性の高いフォーマットになっています。
オプション
多層薄膜FP
ソフトウェアのオプションです。
薄膜の膜厚測定ができます。
※写真はイメージです。
標準物質
検量線作成や、比較測定に利用できる各種標準物質を取り扱っています。
サンプルカップ
微小サンプルや粉末、液体試料などの測定に使用します。
用途により各種形状を取り揃えております。
使用に際しては、マイラー™フィルムも必要になります。
マイラー™フィルム
サンプルカップと共に使用します。
ロール式やカット済みなどをご用意しております。
※マイラー™は、デュポン社の登録商標です。
ノート型パソコン
デスクトップ型パソコンからノート型パソコンへ変更できます。
※写真はイメージです。
専用デスク
装置のサイズに合わせた専用デスク。
※お客様のご要望に応じて、検量線や測定条件の追加に柔軟に対応致します。
準備設置前
本装置は設置にあたり、所轄の労働基準監督署へ設置届を提出することが義務付けられています。 (官公庁、大学に設置する場合は人事院への届出が必要となります。)
安心納入時
松定プレシジョンでは、納入時に法令で定められた「特別の教育」を行っています。
ダウンロード
ダウンロードできない場合の解決方法
ダウンロードできない場合、以下の方法をお試しください。
- Ctrl+F5を押下し、WEBブラウザのキャッシュをクリアして、お試しください。
- WEBブラウザを再起動のうえ再ログインして、お試しください。
- ご利用のWEBブラウザを変更して、お試しください。
- パソコンを再起動し、再度お試しください。
- 別のパソコンで、再度お試しください。
-
RX5000カタログ【販売終了】
PDF(1,117KB)
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蛍光X線分析ガイドブック Vol.1
更新日:2020/4/22 rev01
PDF(254KB)
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蛍光X線分析ガイドブック Vol.2
更新日:2020/4/22 rev01
PDF(190KB)
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蛍光X線分析ガイドブック Vol.1
更新日:2020/4/22 rev01
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