プリント基板やダイカスト、ECUなどの品質検査に最適な
マイクロフォーカスX線検査装置
自動車の部品は、気温など厳しい温度環境での使用や、安全にかかわる部品など品質が重要視されます。
松定プレシジョンでは、車載電装品の基板検査やセンサーの品質検査に加えて、パワー半導体とヒートシンクの接合時や拡散接合・ロウ付けなど異種金属接合におけるボイド、ハーネスのカシメ部分、鋳物の欠陥、樹脂複合材料や嵌合部分なども検査できるX線透過検査装置を製造しています。
導入事例
マイクロフォーカスX線
医療機関などでX線撮影に用いられている装置のX線源はその焦点サイズがミリ単位であり、ミリフォーカスX線源と呼ばれています。一般に焦点が小さくなるほど、透視の分解能は上がります。高い分解能は透視画像をより精細にします。
ミリフォーカスX線源に対して焦点サイズがミクロン単位のものをマイクロフォーカスX線源といい、高解像度が必要とされる透視に用います。
高解像度なものとそうでないものとでは、判定能力にハッキリと差が出ます。高解像度なマイクロフォーカスX線が映し出すハッキリした画像で部品・材料や食品などの小さな異常・異変が見つけやすくなります。
松定プレシジョンのX線検査装置は、多くの機種でマイクロフォーカスX線のX線源を搭載しています。小型の卓上装置から、大型の部品に対応した検査装置や、CTスキャンに対応した装置、自動検査ラインに対応した装置などを取り揃えています。
素早くCT撮影ができる X線CTシステム
不具合品検査も素早くできる、X線CT対応検査装置
[precision CT9600]
-
わずか3ステップでCT撮影ができる
1.対象物をステージに置き、扉を閉じるだけでセット完了。(面倒な中心への設置が不要)
2.画面上の指示に従って位置決めを行い。
3.撮影ボタンを押すと、CT撮影を開始し、3方向断面表示をします。 - 撮影時間も大幅削減 ステージの回転を止めることなく連続的に撮影することで、撮影時間を大幅に短縮。(最速18秒撮影)
- 画質を向上させる、様々な機能 従来機では防ぎきれなかったアーティファクトの発生を低減させる機能や、回転軸を自動計算するオートフォーカシング機能、CT像特有のざらつきを鉛直方向・水平方向の両面から低減することができるスムージング機能など、画質を向上させる機能を搭載。
- コンパクト据置装置ながら管電圧130kV対応 アルミダイカストやハーネスなどの検査に時間や場所を選ばず使用していただけます。
卓上・横照射型マイクロフォーカスX線
X線透過撮影もCT撮影も一台でできる卓上型X線装置
[precision μB4500]
キャビネット内部はあらかじめ配線されており、セットアップの手間を省けます。キャスター付きのキャビネットだから楽に移動可能。
- 液体や粉末の入った試料もステージに置くだけ 一般的に多く使用されている縦照射型のX線装置ではうまく見ることができなかった液体や粉末の入った試料も、横照射型ならステージに置くだけで簡単に観察できます。
- ハイエンドクラスのようなノイズの少ない美しい撮影画像 これまで卓上型では無かったアーチファクト低減機能が付いたソフトウェアを搭載、卓上装置でありながらハイエンドX線CT装置のようなアーチファクトの少ないCT画像が取得可能。
オールラウンドタイプX線検査装置
最大視野46×81mm、倍率もとれて大型サンプルにも対応可能
[precision µX7800]
- 高分解能・長寿命・ハイパワーX線
- 低ノイズ・ハイコントラストカメラ
- CT機能搭載可能