150kW以上のモーターにも対応、
インバータやDC-DCコンバータの評価に最適な回生型直流電源
ハイブリッド車や電気自動車の普及を背景に、よりハイパワーなEV用モーターの開発が行われるようになりました。弊社ではハイパワーなモーターやインバータ、DC-DCコンバータ、バッテリー、車載充電器(OBC)に対応する為、従来150kWまでの対応だった回生型直流電源「PBR/PBRM」シリーズの並列接続台数を増やして出力の拡張対応を予定しています。
回生型直流電源とは?
回生型直流電源(双方向電源)とは、1台で直流電源と直流電子負荷の機能を持ち、電子負荷動作時に電力を交流電源側(系統)に回生する機能を持つ電源です。直流電源と直流電子負荷の機能をもっているので、モーターのインバータやバッテリー、双方向のDC-DCコンバータなどの評価の際に接続を切り替えることなくコンパクトに行うことができます。
また、直流電子負荷時に電力を高効率に回生しますので、放熱部分を大幅に小型化することができています。
主な用途
ハイブリッド自動車や電気自動車(EV)・電動バイクの車載用インバータやコンバータ、モーターや車載充電器(OBC)の評価や、V2H機器、太陽光発電、風力発電のパワーコンディショナーの評価試験など幅広い用途に利用いただけます。
また、1台で電源と電子負荷機能を持っているので、車載バッテリーや家庭用蓄電池の充放電テストが接続切替なしで行えます。
バッテリーの充電と放電を模擬できるので、バッテリーの代替シミュレータ(バッテリシミュレータ機能)としても利用可能です。
製品の特長:PBRシリーズ
EV・FCV化時代に最適な回生型直流電源
- 直流電源と電子負荷の機能を1台でこなし、加えて回生機能も搭載
- 従来品に比べ約4分の1の高さ(3U:133mm)
- フロントパネルの操作で、動作シーケンスの設定やログの取得が可能
- 並列接続による出力増大にも対応可能(150kW以上も対応予定)
- CAN通信をはじめ、LAN、USBなどデジタルインターフェイスも充実
- 専用充放電ソフトにより二次電池等の充放電試験可能
- バッテリ動作を簡単に模擬できるバッテリシミュレータ機能も標準搭載
- AC200V入力で最大定格15kW出力可能(オプションにてAC400V入力にも対応可能)
製品の特長:PBRMシリーズ
複数台のPBRを1つのラック・キャビネットに収め、一台の大容量双方向電源として使用できます。
キャビネット内部はあらかじめ配線されており、セットアップの手間を省けます。キャスター付きのキャビネットだから楽に移動可能。
- 横幅490mmの省スペース19インチラック
- ワンラックで最大150kWの大出力が可能