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用途・事例

インサート成形品とは、端子などの金属部品を樹脂やゴムなどで一体成型する方法です。インサート成形品は、外側から正常品に見えても、金属同士が接触してショートしていたり、樹脂にボイドが入ることで強度が弱くなり不良品になることもあります。その為、X線による内部の透過観察が必要になります。インサート成形品には、端子、端子台、コネクタ、スイッチ、歯車、ケースなど電子機器に多数使用されています。

金属の様子を観察するには高い管電圧が必要になり、樹脂部分の形状やボイドを観察するには高精細なX線カメラが重要になります。

卓上型X線検査装置 precision μB4600は、お客様のニーズに合わせて管電圧やX線カメラのオプションを組み合わせる事ができます。金属の観察が多いお客様には管電圧100kVオプションの高透過力モデルを、樹脂部分を広く観察したい場合は管電圧60kVオプション+300万画素モデルで、一度に67×37mmの範囲を観察できます。
また、X線CT対応検査装置 precisionμB4500などの最新のCT対応機では、新たにアーチファクト低減機能を追加し、従来は金属由来のノイズに隠れていた部分の観察も可能になりました。

インサート成形品のX線検査画像|松定プレシジョン
おすすめの検査条件
焦点サイズ マイクロフォーカス
管電圧 60~130kV
倍率 等倍~100倍