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用途・事例

フォトダイオード(Photodiode)は半導体の一種で、光検出器、光センサーとして使われるものです。フォトダイオードには、PN型、PIN型、APD型の3種類があります。

PN型フォトダイオードは基本的な構造をしており、太陽光電池にも使われています。PN接合部に光を照射すると電流や電圧が発生する仕組みです。応答速度は遅めですが、暗電流が小さく、光量測定などに使用されます。

PN型フォトダイオード
PN型フォトダイオード|松定プレシジョン

PIN型フォトダイオードはP型半導体とN型半導体の間に絶縁性のI型半導体を挟んだ構造をしています。PIN型フォトダイオードはI層に電圧をかけて使用します。応答速度が速く、暗電流も小さいのが特徴です。

PIN型フォトダイオード
PIN型フォトダイオード|松定プレシジョン

APD型フォトダイオードはP型半導体がP+層、P-層、P層の3層に分かれ、P層の次にN層が接した構造をしています。3つに分かれたP層が増幅機能を持つのが特徴です。応答速度が速く微弱な光を検出できます。

APD型フォトダイオード
APD型フォトダイオード

フォトダイオードに似たものとしてフォトトランジスタが挙げられます。フォトトランジスタはフォトダイオードとトランジスタが一体化したもので、フォトダイオードの出力電流をトランジスタで増幅して出力するものです。

フォトダイオードは分析装置や測定器、光通信における光信号検出などに使用されています。

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