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用途・事例

光海底ケーブルの給電装置は、Power Feeding Equipment(PFE)と呼ばれ、海底に敷設された光ファイバーケーブルに、陸上の基地局(陸揚げ局)から海底の光中継器に電力を供給し、減衰した光信号を増幅します。

海底ケーブルは、中心線である光ファイバの周囲を導電部が覆い、外周部をポリエチレンなどの絶縁物で覆っています。しかし、海底ケーブルのように長さが数十~数百km以上になると、光ファイバ内部の損失により、光の出力が次第に小さくなっていきます。そこでケーブル数カ所に光中継器をおき、光の出力を増幅しています。

この増幅器に電力を送るのが給電装置ですが、海底ケーブル送電では、導電部の静電容量が非常に大きくなります。このとき交流電流を用いると、電圧降下して電力損失が発生します。そこで給電装置では直流定電流方式を用いた給電を行うのが一般的です。

松定プレシジョンでは、PFEに用いる直流高電圧電源を多数取りそろえています。

給電機器(PFE)
関連ワード:
  • 海底ケーブル送電
  • 給電装置