非破壊検査とは、機械部品や構造物などの内部の状況を、対象物を破壊することなく確認できる検査技術です。対象物にX線や超音波を入射し、得られた画像やエコーから、内部のキズや劣化状況を調べます。
X線を使用する非破壊検査装置では、X線を発生させる装置としてX線管が使用されます。X線管では、フィラメントを加熱して発生した電子を電界によって加速させ、タングステンやモリブデンなどの金属に衝突させてX線を発生させます。X線非破壊検査では、X線管から発生したX線を検査対象物に照射し、FPDなどのX線検出器で透過画像を撮影します。撮影した画像から欠陥や腐食、劣化などの検査をおこないます。
超音波検査では、超音波発生装置を利用します。超音波発生装置では、電圧によって伸び縮みする圧電素子に高周波電圧を加え、その振動を利用して超音波を発生させます。超音波探傷試験では検査対象物に超音波をあてその反射波を測定し、内部の検査を行います。
松定プレシジョンでは、X線非破壊検査装置だけでなく、X線管用の高電圧電源や、圧電素子駆動用の高周波電源など、非破壊検査に使用する機器を、幅広くご用意しています。
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- 放射線透過試験
- 超音波探傷試験
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