マンモグラフィとは乳房にX線を照射し、乳ガンの発見を行う医療技術です。乳房を板で挟んで薄く引き延ばして撮影する、乳房専用のレントゲンになっています。
X線は密度の高いものには吸収されやすく、密度の低いものには透過しやすいという性質をもっています。そのため乳房が吸収するX線量の差異により、乳房内部の組織を撮影します。超音波検査よりも広範囲の撮影ができ、より微細な石灰化も検出することができるのが特徴です。
マンモグラフィに使用するX線の発生には、X線管が用いられます。X線管ではフィラメント(カソード)を加熱することで発生した電子を加速させ、タングステンやモリブデンなどの金属(アノード)に衝突させます。このときX線が発生します。そのため、X線管には、電子加速用の高電圧電源や、電子発生用のフィラメント電源が内蔵されています。
松定プレシジョンでは、X線管用の高電圧電源や、フィラメント加熱用の電流源が一体化したX線用高圧電源を取りそろえています。
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