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用途・事例

日本の電源電圧には、主に一般家庭で使用される交流の100Vや工業施設用で使用される200Vがあります。しかし、研究開発などの分野では、さまざまな条件下で機器を動作させたり特殊な環境を作ってテストを行ったりするため、コンセントから供給される電圧よりも高い電圧が必要です。
特に、質量分析や電子顕微鏡、X線検査装置、光通信や宇宙科学実験などにおいては、装置内の電子を制御し検出するために、強い電界が必要になります。強い電界を作り出すためには、高電圧が欠かせません。

このように、高い電圧が必要になった際に使用するのが「高圧電源」です。高圧電源とは、DCもしくはACで入力された電圧を、内部の電力変換回路を用いて高電圧に変換するものです。
高圧電源では、一般的な供給電力とは異なり、電圧や電流が安定していることが求められます。そのため高圧電源の内部には、出力を安定させる技術を組み込んでいるものもあります。

松定プレシジョンは、定格出力が1,000V以上のものを主に高圧電源と呼んでおり、豊富なラインナップと長年の実績があります。高圧電源だけでなく直流安定化電源、交流電源、バイポーラ電源などにおいても豊富なラインナップを取り揃えております。

高圧電源の高圧発生方法の一つ「コッククロフト・ウォルトン回路方式」
高圧電源
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